仮面ライダーゼロワン 第2話『AIなアイツは敵?味方?』感想 - 二人目は狼戦士。……え、ゴリラでは?

ゼロワン第2話です。一週間が早い。

今回も先週の第1話に引き続いてYouTubeで公式配信されるようで。なお、今年度10月31日までの期間限定との事なのでご注意を。第3話以降はおそらく配信されないと思うので重ねてご注意。そこの君!今ならまだゼロワン履修間に合うぞ!そこの君だよ!

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▼アバンパートは普通に先週の続きからスタート。例年いろんな形で存在してきた前回のあらすじパートは撤廃するんだろうか。

或人、社長就任後の初出社。改めてよろしくのご挨拶するイズちゃん律儀かわいい。

……ん?キャストクレジットが挿入されだしたよ。もうこの瞬間に何となく察してしまったけど、いやちょっと待って。今回もOP映像無しなん……?そりゃねぇぜとっつぁん!一週間待ったのによォ!
余談だけど、OP歌唱担当の西川兄貴も、Twitter上にてリアルタイムで同じく困惑気味の内容を投稿(笑)。相変わらず自身の関わった作品をリアタイ視聴する姿勢に好感度が上がってしまう。兄貴ちゅき。


社長就任を決意したものの、まだそのスケールの大きさを半ば受け止めきれていない様子の或人くん。一夜にしてビッグドリームだからね……

影から不満気な様子でそれを見ていたのはアンジャッシュ大嶋さんと部下(名前覚えてない)、そしてシェスタちゃん。シェスタちゃんだけ隠れる様子もなくきちんと立っているのが何か笑える。

入社ゲートに引っかかる社長。他の社員が結構ゴツめの社員証をタッチして出社してましたが、あれもライズフォンかな。警備員ヒューマギアにガン見(と言う名の人物認識)されようやく通過……かと思いきや、やっぱり引っかかる(笑)。

▼その頃、デイブレイクタウンでは滅亡迅雷.netの二人が新たなターゲットに狙いを。『シンギュラリティが起きようとしている』事前予測できるもんなんだな……。

▼或人とイズ、巨大開発マシンが鎮座する部屋へ。あ、やっぱりここが社長室なんだ。開発専用スペースには滅亡迅雷.netが所持していたものと似たようなキーのコネクタが多数。そしてイズちゃんが指を鳴らすと、一瞬にして開発スペースとデスクスペースを隔てる壁が精製されていく。飛電の技術力ハンパない。

▼さて、社長就任後の最初の業務はガサ入れ(笑)。
前回で登場したエイムズのトップツー、不破さんと唯阿ちゃんが乗り込んできます。唯阿ちゃん役の役者さん、まだちょっと演技辿々しくてイイネ。
『対人工知能特務機関』に続いて『内閣官房直属』という肩書きが明らかになったエイムズですが、あれだけ世間に浸透してるヒューマギアなのでやはりお目付役が必要だということでしょうか。デイブレイクを機に設立された機関なのかもしれないけど。名乗りの際に電子名刺を出すに当たってライズフォン使ってましたが、お目付けする相手側の技術はフツーに使っちゃってんだな……プログライズキー持ってるので今更だけど。


『不破 諫だ。覚悟しろ』まだ事前聴取も始めてないのに名乗って二言目にいきなり脅迫してくる不破さん、だいぶ過激派です。そしていきなり社長、連行の危機。


▼タイトルロゴ後の提供バックは前回と違うもの。大森坂や私有地の道路を颯爽とバイクで駆けるゼロワン。ジオウみたいに奇数話、偶数話で映像を使い分けるのかな。


▼Aパート。作業中の荷物配達員ヒューマギア、現れた滅くんに暴走ベルトを装着され、例によって暴走開始。どうでもいいけどTwitterで荷物宅配太郎って言われてるの笑っちゃった。腹筋崩壊太郎のインパクトどんだけ強かったんだ。ちなみに、正式な名前は『オクレル』くんだそうで。ネーミングが配達員に相応しくなさすぎる(笑)。


▼さて、聴取の内容は前回の腹筋崩壊太郎事件について。現場に主犯の痕跡が残っていないため飛電側が隠蔽を疑われた模様。まあライジングインパクトで粉々にしちゃったしね………あの後の残骸は全部秘密裏に回収されたって事なのかな。

人工知能特別法……あんな事件も有ればそういう法律も制定されるよね。

一発ギャグで場を和ませようとする或人くん。後述しますが、不破さん、怒ってるように見えて実は極限まで笑いを我慢しているというのがホントにもう今後の不破さんの進む路線を予見させるのがなんとも(笑)。
にしても或人くん、ギャグをカマす度にライズフォン持ってますが何か意味あるのかなアレ。

▼先程暴走させられた荷物宅配太郎宅配員ヒューマギアが飛電インテリジェンスを襲撃。それを静止しアンジャッシュ大嶋達を身を呈して護ろうとする警備員ヒューマギアくんが何か頼もしい。

エイムズの二人も飛電のエントランスに駆け付け大々的に戦闘開始。メチャメチャ銃ブッ放してます。

不破さん、変身しようとプログライズキーを開こうとするも『……開かない!』なんじゃそりゃ(笑)。

柱に隠れる二人を目掛けてマギアのブーメランが飛んでくるも、キーをこじ開けようとする不破さんは夢中で気付かず。もっと周りに注意払おう……!唯阿ちゃんがとっさの判断で不破さんに蹴りを入れ二人とも攻撃を回避。生身でのこういうアクションいいなあ。唯阿ちゃんも武装開発担当とは言え、それなりに戦闘訓練というか経験は積んでるみたいね。
そしてその唯阿ちゃんの許可無しではキーは使用できない模様。


周りに避難を促す警備員ヒューマギアを見てちょっと嬉しそうな或人くん。気持ちは分かるけど緊急事態だよ……!

そしてゼロワンへ変身。エイムズにバレないように、と釘を刺してくるイズちゃんですが、やはり秘匿(?)に従順なのかな。エイムズに正体バレすると後々面倒そうだもんね……。そして第2話にしてもう変身音が短縮版になってるね。尺ないからね、仕方ないね

そして戦闘中に不破さんに狙撃されるゼロワン。どうやら彼はゼロワンもヒューマギア認定するようです。問答無用っつーかホントに聞かん坊すぎて怖いなこの人……!そしてライジングホッパーの跳躍力がこんなトコに役立つとは(笑)。

隠れて急いで変身解除するも不破さんに詰め寄られる或人くん。「あっちに逃げてった!」を秒で信用する辺り不破さんやっぱり脳筋感が滲み出てます。

プログライズキーのロックを解除しろと迫る不破さんと、断固拒否の唯阿ちゃんの啀み合い。前回でもそうだったけど、仲良しこよしのバディという訳では無くあくまで職務上タッグを組んでいるだけの犬猿の仲の同僚といった感じ。すげえギスギスしてるけど、馴れ合わないこの関係性も何となく好き。


▼一方、飛電側ではシェスタ達が外部の来客達やマスコミに詰め寄られてました。『今のはただの防犯訓練です』『御安心下さい』でみんな納得して去っていきましたが、それでいいのか……。

警備員ヒューマギアくんには先代社長が命名した「マモル」という名前が。何かそのまんまな感じ(笑)。
先程の戦闘に巻き込まれた際に腕の部分を負傷していたようで、それをヒューマギア或人パパの死の間際の姿と重ね合わせた或人くんはスカーフ巻いてあげたり。優しいな社長。そしてどこか嬉しそうなマモルくん。

しかしそんな自我の芽生え=シンギュラリティを滅くんはしっかり見ていました。おまわりさーん!不審者がここにいまーす!

▼やはり納得していなかった方々もいらっしゃったようで、飛電インテリジェンスにマスコミが大勢詰め掛けてます。シェスタさん相変わらず『防犯訓練』の一点張りで押し通してますが。

社長室では窓からそれを見つめる福添副社長と部下が。ここぞとばかりに責任を追求し、問題が表沙汰になったら社長をやめろと或人に迫る副社長。アンジャッシュ大嶋さん意外とこういうイヤミな演技似合うのでは……?『誰が尻拭いをして差し上げたと思ってるんですか』お前なんかしたの?

そして再び不破さん社長室へ登場。ちょっとツラ貸せよってな感じで或人を屋上に呼び出し。


▼屋上にて。飛電インテリジェンスの隠蔽体質を非難し、ヒューマギアは殺人マシンだと糾弾する不破さん。やはり過去にデイブレイクに巻き込まれていた模様。

回想では不破さんの学生時代が。破壊し尽くされた教室に散乱しているのは机や椅子、そして同級生たちの死体……でしょうか。ヒェッ。窓には大量の暴走ヒューマギアが張り付き、更に攻め込んできて必死に逃げ回る学生時代の不破さん……何このホラー映画みたいな絵面。不破さんよく生き残れたね………
初期型ヒューマギアくんボディがモロにガーディアンだね

或人くんを厳しく突き放し立ち去る不破さん。溝は簡単には埋まらなさそうです。


▼荷物宅配太郎がマスコミ襲撃。食い止めようとするマモルくんですが、隙を突き滅がゼツメライザーを装着。あちゃー……やっぱりこうなるのか……。
或人に巻いてもらったスカーフを握り、最後まで使命を全うしようと激しい剣幕で滅に逆らうマモルくん。ここの役者さんの迫真の演技が凄く良い味出してます。しかしゼツメライザーの力には抗えず……ああ……マモルくん……。


▼大森坂で一方のエイムズ、荷物宅配太郎と戦闘開始。
『エイムズだ!』(インパルス板倉)


▼新時代の支配者(笑)たる肩書きを名乗りつつ少年A滅くん、飛電インテリジェンスにカチコミ。敵幹部が主人公側の拠点に乗り込んでくる展開ムチャクチャ早いなぁ。40話くらいでやる展開だと思ってた。まぁ、今回は宣戦布告ってトコでしょうが。そして滅を社内に招き入れたのは他でもない、暴走したマモルくんでした。マモルくん……。

ここでようやくストーリー上でもヒューマギアを止める唯一の方法は『破壊』以外に道は無いことがイズちゃんの口から語られるわけですが、ここで明かすの上手い。マモルくんと絆を紡いだにも関わらず、一瞬で或人を絶望の淵へ叩き落とすシチュエーションで明かされるのが何ともエグっちい。


▼荷物宅配太郎相手に銃で応戦する唯阿ちゃん。どこぞの聞かん坊とは違いちゃんと予備のマガジンを準備してます。えらいぞ唯阿ちゃん。

そこに聞かん坊不破さん登場。変身するつもりです。

そしてここからは不破さんと或人くんの意思の表明が交互に描写されていきます。

『ヒューマギアは絶対に許さない…!』

「ヒューマギアがあるから今の俺がある…ヒューマギアが俺を護ってくれた…」

「ヒューマギアは殺人マシンなんかじゃない…!人類の夢だ!!」

『ヒューマギアは人を傷付ける…!人類の敵だ!!』

熱い……!!!二人のヒューマギアに対する価値観の相違と人類に対する位置付けの対比を交互に描くこのシーン、熱すぎる。
或人と不破さんの流儀はここで決定的に分かたれました。


そして不破さん、プログライズキーのロックをついに腕力だけで無理矢理解除(笑)。何なんだよこの人のゴリラパワーは……!!!

変身シークエンスがスタート。待機音が『Kamen Rider. Kamen Rider.』なの超分かりやすいな(笑)。
そして放った弾丸は敵に向かっての軌道を描き、不破さんの方へ戻っていき……まさかの弾丸にワンパン!えええ。すると砕かれた弾丸はアーマーに変化。不破さん、ついに仮面ライダーバルカンへ変身。
銃を構える変身ポーズといい、顔に浮かび上がる模様といい、歴代平成ライダーのオマージュポイントがチラホラ。

にしても、弾丸がアーマーに変化するシークエンスは唯阿ちゃんが考えたんでしょうか。ああ見えて中二病な方向にロマンチストだったりするのだろうか(笑)。

『不破が仮面ライダーバルカンへの変身を遂行。……ついに始まりました』ライズフォンでエイムズ本部(?)に映像中継する唯阿ちゃん。ゼロワンの時には無かった「仮面ライダー」の固有名詞がここで明確に登場したわけですが、この世界での仮面ライダーの定義は何なんだろう。今後の意味付けが気になるところ。


▼時を同じくして或人もゼロワンに変身しマモルの変化したマギア相手に応戦開始するも、マモルは停められていたバイクを奪い逃走。謎触手でハックして無理矢理エンジンを始動させたようですが、機械相手なら何でも出来そうっぽいの超厄介だな……。

イズちゃんの指示により飛電ライズフォンのバイクアプリを起動するゼロワン。すると衛星から射出されて地下駐車場の天井を突き破り落下してきたのは、まさかの巨大なライズフォン。何だこの絵面(笑)。事前に衛星から「頭上に注意してください」とアナウンスされるあたりやっぱり装着者にムチャクチャ優しいなゼロワンシステム。

巨大な飛電ライズフォンのバイクアプリのアイコンをタッチすると、専用バイク・ライズホッパーに変形。今年のバイクデザインけっこう好みです。


今回のゼロワン側の目玉、バイク戦闘シーン。パイロット版なのもあってかバイクスタントにムチャクチャ気合入ってます。一般車両内のフロントガラス越しにバイクが飛び上がっていくアングルすごい良き。ゼロワン担当アクターの縄田さんも「バイクから落ちそうになるも迫るトラックをギリギリで避ける」カットは緊張したとか。切迫した戦闘の末、大森坂に吹っ飛ばされるマモルくん。そしてAKIRA式の停車(笑)。
にしても、今回の私有地は見慣れない場所だったけど、バイクスタント用に使える場所増えたのかしら。

▼一方バルカン側、こちらも接戦。敵側視点からのアングルいいなあ。肉弾戦も交えるかと思いきや、アクロバティックに敵のブーメランを避けつつ巧みに銃だけを使って応戦。やっぱ銃ライダーはこうでないとね。

▼同じ場所にゼロワンも合流。

『お前を止められるのはただ一人…………!』



『…………俺だッ!!!』


マモルくんとの思い出を脳裏に浮かばせながらも、破壊を決意するゼロワン。今回の決め台詞は哀しみに震えていて、どこか悲壮感が漂ってます。破壊したくなくても、自分しか手を下せる者がいない。そんな葛藤の元の決意、そう考えると余計にしんどいね……。

アタッシュカリバーにプログライズキーを装填し放つ『ライジングカバンストラッシュ』で、マギアを撃破するゼロワン。今回も前回に引き続いて黄色い文字のL字カットインが。アバンストラッシュではないぞ

▼バルカン側。もう夜になっちゃってる!
必殺技『バレットシューティングブラスト』の初お披露目です。青い炎で形作られた狼が敵に噛み付いて巨大な弾丸に変化し敵を磔に。そして一撃!コンテナごと撃ち抜いたのでブチ抜かれたコンテナに風穴が空きドロドロに融解してます。夜間戦闘なのも手伝って格好良いですなぁ。とどめの弾丸を撃ち出す時のポーズはWのトリガー系のフォームを意識してるのかな。
そしてバルカンもやはり必殺技発動時は文字のカットインが。ゼロワンとフォントが違う……!明朝体っぽいのが何とも不破さんのお堅い感じ出てるネ。


そして、コンテナの風穴の向こう、バルカンの視点の先には戦闘を終えたゼロワンが。互いの正体を知らない両者がついに邂逅。ゼロワンが行方をくらますまで銃口を向け続けるバルカンの構図が対立する二人を端的に表してて良いなぁ。先程描写された二人のヒューマギアへのスタンスの違いがここに来て更に対比に深みを与えている感じ。


▼後日、飛電インテリジェンスでは副社長が記者会見を。知らぬ存ぜぬで通そうとするも記者達からはバッシング。腹筋崩壊太郎の一件だけならともかく、本社周りで一度ならず二度までもああいった騒ぎが起きれば流石に会見を開かざるを得ない状況に追い込まれるよなぁ。このご時世、普通に個人のスマホとかで騒ぎの現場を撮られちゃったりもしてるだろうし、言い逃れにも限界ありそう。エイムズのお二方も後方で顔をしかめつつ会見の様子を眺めてたり。


そこに待ったをかけたのは……或人!(そしてようやく流れ出す主題歌REAL×EYEZ。ゼロワンゼロワンゼロワン………)

スーツ姿で登場し、マモルくん暴走の瞬間を捉えた映像を記者達に見せ、同時に真犯人である滅亡迅雷.netの存在を公表。

そして一瞬見せた視線の先には……破壊されたはずのマモルくんが。しかし彼のヘッドギアに映し出されているのは、若葉マーク。どうやら外見も中身も同じではあるものの、先代のマモルとは似て非なる別個体の模様。うわあ、切ねえ………!腕にあのスカーフが巻かれているのが余計に………
そして二代目マモルがカットインした瞬間に主題歌がサビに差し掛かるのがもう……。ね………。

ヒューマギアは悪ではない、それを証明してみせると言ってみせ、自ら社長の肩書きを名乗る或人くん。何とも言えぬ表情でそれを見つめる不破さん。彼の胸中やいかに。

そしてお約束の一発ギャグ→イズちゃんの説明。
いや、不破さん笑いめっちゃ堪えてる……!もう既にキャラ崩壊の片鱗が見えてきてるんだけど!どういう笑いのツボしてんだこの人……!

咳払いで誤魔化しつつ、或人の悲痛なツッコミが響く記者会見会場を後にする不破さん。そして唯阿ちゃん。


ヒューマギアを取り巻く運命の歯車は静かに回り始める………。



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【まとまりのない所感コラム】

2号ライダーの登場篇をこなしつつ『飛電或人と不破諫』という二人の相対する関係性を描いた第2話。

同じデイブレイクの悲劇に巻き込まれた者同士ながらも、二人が見据えた道は異なるものでした。「夢に向かって跳べ」という遺言を残したヒューマギア父の死を乗り越え、芸人になり人を笑わせることに希望を見出し、ヒューマギアは人類の夢だと信じる或人。対して、真相は定かではないものの、ヒューマギアに友人達を惨殺され憎悪に溢れた人生を歩み、ヒューマギアは人類の敵だと言い切る不破さん。その流儀を決めるに至った理由こそ違えど、双方が新たなる一歩を踏み出す動機はどちらも「決意」にありました。しかし、「希望」と「憎悪」は言わば水と油であり、決して交わらないもの。真逆の存在である二人がいずれぶつかり合う事になるのは必然とも言えます。

しかし、互いが己の信念に至る理由を知るシチュエーションが今後生まれていけばどうでしょう。
或人は「ヒューマギアは本当に人類の夢たりえる存在なのか?」と葛藤するかもしれないし、不破さんはヒューマギアと触れ合う事によって憎悪の感情に少なからず疑念を抱き、揺さぶられていくかもしれません。

この対比関係が、「ヒューマギアが世界に浸透しきっている」舞台装置でどう駒を進めていくのかも『ゼロワン』の今後の注目ポイントではないかと思います。


そしてアクションシーン。パイロット版でしか描けないであろうシリーズ序盤の予算マシマシアクションシーンは毎年楽しみなのですが、今回も新鮮なアングルでのバイクスタントやバルカンの銃撃戦の描写など、まぁこれ以降は観れねぇだろうなと思わせる 思わず画面のあらゆる箇所を注視してしまう挑戦的な要素がたくさん散りばめられていました。

……にしても、「Changing to super bike motorcycle mode.」というアナウンスと裏腹に巨大スマホが落下してくる描写の齟齬っぷりは何というか、監督相変わらずだなぁと感じたりもしたり。新鮮な絵面ではあったんだけどね……!

そして、なんと今回もED扱いになり、序盤で流れなかったOP映像……!いやぁ、第1話でOP映像が流れない構成自体は平成ライダーでも度々見られたパターンだったので、今回はかなり期待していたんですけどね……。パイロット版のみの処置であると思いたい……。
過去にも大森Pが担当してきた『仮面ライダーエグゼイド』では中盤において結構な話数でOP映像がカットされ、劇中内もしくは終盤で流れるという演出があったので、今回もそういうのやりたいのかなぁと思ったりもするんですが……頼むぞ、第3話!


▼さて、次回はゼロワンの新フォームチェンジと第3の仮面ライダーにして初の初期メンツ女性ライダー、バルキリー登場回。寿司職人見習いヒューマギアっぽい子、某ウルトラマンにて隊員役でレギュラー張ってた方ですな。久しぶりに見た。そして当たり前のようにキャスティングされる渡辺哲(笑)。


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次回、第3話
『ソノ男、寿司職人』


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ご静聴ありがとうございました。アデュー。

仮面ライダーゼロワン 第1話『オレが社長で仮面ライダー』感想 - 令和ライダー、始動。

前年度の『ジオウ』で「節目だし重い腰上げるか〜」っつって結局1話目の感想記事を途中まで書いてそのまま挫折したので、今年こそ一年間ダラダラと感想記事を書き連ねていこうと思います。続くといいね。

そんなこんなで異例のDX変身ベルト先行抽選販売が実施されたり、主題歌が西川貴教×J(LUNA SEA)に決定したりと、放送前から何かと話題に事欠かず個人的にも期待値高めの令和第一号ライダー『ゼロワン』ついに始まりました。

放送日も2019年09月"01"日と、なんだか狙ったような日付での幕開け。縁起が良い(?)

 


人工知能搭載人型ロボ「ヒューマギア」が浸透した世界──という触れ込みの説明込みで、大企業「飛電インテリジェンス」のPVからスタート……と思いきや、いきなり初代社長の訃報を伝えるニュース。追加キャストとして発表された西岡徳馬さんの役柄が初代社長であるとここで明らかになるわけですが、いきなり故人になっちゃっててビックリ。


その訃報を伝える飛行艇も空中に画面を投影しながら空を飛び交う。それなりに近未来寄りの世界観なんだなぁ。


そしてチャリを飛ばしながら登場する今作の主人公・飛電或人(ひでん あると)くんの叫びに被さり、作品のタイトルロゴ。なんとなく予想してたけど、やっぱり令和一発目の作品でも第1話はOP映像無しのまま本編へ。OP映像が観たかったけど次回に持ち越しという事で……


▼提供バック映像。ゼロワン、全身蛍光色なわけですがまさか本当にブラックライトで光るとは。


▼或人くん、売れないお笑い芸人のようで。芸の披露に銀色ボディのライズフォン使ってましたが、いわゆる一般普及版ってヤツでしょうか。見た目完全に今回のキーアイテムのリペイントですけど。四角形じゃない画面のスマホってすごい見にくそうだけどな……。
一発ギャグを披露して閑古鳥が鳴く、って流れはどこかドラマ「TRICK」を思い出したり。ご丁寧にクビを言い渡されるところまで大体一緒です。


さて、代わりにステージに登壇したのはなかやまきんに君………ではなく、お笑い芸人型ヒューマギア・腹筋崩壊太郎。このキャラ、放送前もそうですが第1話の放送後にネットニュースに取り上げられるほどやたらと話題になってましたね。あの破壊力あるビジュアルとキャラにネット始めSNS上ではかなり大ウケしてた模様。「腹筋崩壊太郎ロス」という言葉まで生まれてるのには笑っちゃいましたけど。中の人もかなり気に入っている役柄のようで、もはや第二の佐藤太郎枠。


腹筋崩壊(物理)


想像以上に身体を張ったネタで笑った。何これ。この人毎回吹っ飛ばしてんのかな腹筋。


▼場面変わって飛電インテリジェンス本社。


アンジャッシュ大嶋 福添副社長とAI秘書のシェスタが高級車で乗り付け登場。地味にベンツのホイールが映り込んでたり。『ドライブ』の夏映画でメルセデス・ベンツ東映に車両提供したことが記憶に新しいけど、今でも縁は続いているようで。『ゴースト』にもベンツ出てたしね。


さて、福添副社長はもうすっかり二代目社長を襲名する気でいるようで。エントランスに飾られている初代社長の肖像画に重ねて自分の巨大な肖像画まで用意している始末。どうでもいいけど肖像画の油絵のテイストがどことなく某すべらない話みたいで笑う。


▼『デイブレイクタウン』なる街並みが登場。普通の街の景観の中に鎮座しているものの、電子的な柵で囲われた中の街の敷地は荒廃しており、一際異彩を放った景色。なんとなく『カブト』のエリアXを思い出す。


その中にも、朽ち果ててはいるもののいくつか施設は残留しているようで、ある廃墟の中に明らかに超怪しい二人組。テロリスト『滅亡迅雷.net』の迅と滅。今回の敵幹部ポジですね。二人して暗い部屋の中で佇んでるけど、ここがアジトかな。


滅は司令塔ポジションのようで、色々PC弄り倒してます。迅は無邪気キャラな行動係…?かな。
飛電インテリジェンス初代社長の死を機にヒューマギアを暴走させるテロを企んでいるようで、何やら色々用意している模様。こいつらもプログライズキーを作れる辺りテクノロジーは共通してるようだけど、飛電側の開発システムデータを盗んだのかな。


『今こそ人類を滅ぼす時が来たんだ。かつてのこの街のように』

デイブレイクタウンも隔離される前は普通の街だったようで、荒廃の原因もこいつら……なのかな。滅亡迅雷.netが噛んでることは間違いなさそうですが。グローバルフリーズとかゼロデイ的なアレですかね。
そしてデイブレイクタウンの屋外は全て海?になっているようで。沈没した巨大なメカ的な何かが海の底で蠢いてますが、これの復活も目的の一つかな。

 


日高のり子の声で喋るエボルドライバーが隠されていたり某天ッ才物理学者が作り上げていそうな飛電の巨大な製造マシンが衛星と通信しながら何やら作り上げてますが、形状的に恐らく変身ベルト。いよいよベルトも3Dプリンター的なアレで製造される時代に……。


そのマシンが置かれているのは飛電の開発室かと思えば傍らのスペースは整然としていて、そこにはデスクも。……兼、社長室?そこには今年のメインヒロインも佇んでいて。衛星から命令を受信し、行動を開始。

 


▼クビを言い渡され、どうとも出来ずしょぼくれて帰る或人。その前に一台の高級車が乗り付けて、そこから登場したのは先程動き出した今作のメインヒロイン枠、社長秘書アンドロイドことイズちゃん。かわいい。無機質な喋り方の演技がムチャクチャ上手いなあ……。


まずは或人を前にしてイズちゃんが人物認識と分析を始めるワケですが、或人くん22歳なんだね………なんかアバンパートで名札の付いたジャージ着てたので、てっきり高校生くらいの設定なのかと思ってた。パーカーの上からスーツも何か着崩し学ランに見えるからさ……。


▼遊園地ステージの舞台裏では、観客が笑ってくれた事を思い出して笑顔になる腹筋崩壊太郎の姿が。本来プログラミングされているものではないようで、自然と笑みを浮かべた事に自ら戸惑っていた様子ですが、これが今年の作品のテーマというか肝な気もするなあ。人工知能に芽生える自我。


そこに滅がやってきて、腹筋崩壊太郎に怪しげなベルトを無理やり装着。ヒューマギア暴走テロの第1号にする模様。


『君は僕の友達だ。この場所を破壊して!』
『できません!私の仕事は、人を笑わせることだから……!』


例えプログラムされたものであっても人を笑わせる事に喜びを感じている自我の芽生え描写があるの良いなあ、と思った矢先に毒牙にかけられてしまうの辛すぎる……ああ、腹筋崩壊太郎が支配されてゆく……。


▼その頃、飛電側では変身ベルトも完成。
一方、会議室では重役が集まり緊急取締役会を開催。初代社長の遺言状の開示がされるようで、遺言状を読み上げるために或人は呼ばれたと。コソコソと小言を言われてムチャクチャ居心地悪そうですが、その辺はイズちゃんが法律上問題は無いという事を説明し黙らせました。イズちゃん淡々と役目を果たしててイイ感じ。可愛い。


さて、遺言状を開いた或人は内容に困惑。
初代社長はどうやら自らの死の前にヒューマギア暴走テロを予見していたようで、対策として変身ベルトと今回のキーアイテムことプログライズキーを準備していた模様。
そして二代目社長に任命されたのは、まさかの或人。
これには遺言と言えど、副社長を始め重役の皆様方もお怒りの様子。


しかし或人は『俺の夢は人を笑わせることだから』と就任を拒否しその場を立ち去る。まあ今まで芸人やってたのに、いきなり巨大企業の取締役に就任しろと言われてもそりゃそうよな。


▼エレベーターの中で或人の過去の回想。


父親を笑わせようとにらめっこで奮起する子供時代の或人ですが、耳元にはヒューマギアの証であるヘッドセットが。え、お父さんヒューマギアなん……?実の父親は既に死んでいて、その代わりとしての存在、とかなのかな。そして突然爆発が起き或人が目を覚ますと辺りは見るも無残な惨状。ヒューマギアお父さんは或人に背中を押す言葉を残し息絶えてしまう。トラウマものだよなぁこれ……
うーん、この辺も色々と後々に布石が仕掛けられてそう。これがいわゆる『デイブレイク』で、幼少の或人達は巻き込まれてしまったのかしら。


というかヒューマギアお父さん役の山本耕史さん、先日8月25日に追加キャストとして西岡徳馬さんと共に発表がなされたワケですが、まさかの追加キャスト二人がどちらものっけから故人役という。いろんな意味で思い切りがいいのか何なのか(笑)。


▼場面変わって再び遊園地を訪れる或人くん。芸人を志したのはお父さんの事件がキッカケみたいで、未練もあってかステージをただただ見つめてます。切ないのう。すると係員たちをなぎ倒して腹筋崩壊太郎が渡されたゼツメライズキーを使いメローサマギアに変化、暴走を開始。変身シークエンスがなんかエグいです。カマキリモチーフなのは初代仮面ライダーのかまきり男オマージュ説が巷では濃厚なようですが、やっぱり個人的にはオーズの第1話を思い出しちゃうな。あっちのカマキリさん敵のくせに超親切な人だったけどね


腹筋崩壊太郎、暴走させられギリ踏みとどまってた感もありつつ残念ながら完全に悪の感情に支配されてしまったようで、キャラも超凶暴な感じに。「皆殺し」とかお前さっきと180度違うな、温度差が…!ああ、哀れ人類滅亡太郎……。


引き止めようとする係員ヒューマギアを触手で貫くと、係員も暴走しマギアに……!なるほど、こうやっていわゆる戦闘員を増やす事が出来るのか……。

 


▼時を同じくして遊園地に人工知能特務機関『A.I.M.S.(エイムズ)』が到着。銃を構えた武装部隊の皆様がゾロゾロお出まし。


ここで部隊の隊長こと不破 諫(ふわ いさむ)と、技術顧問の刃 唯阿(やいば ゆあ)が初登場。ゼロワンはダブルヒロイン体制のようで、唯阿ちゃんはもう一人のヒロイン枠でありゆくゆくは第三の戦士となる定めなワケですが、生真面目というか性格キツそう。同時にチョロそうでもある

武器の使用権限や発砲許可も唯阿ちゃんが持っているようですが、不破さん構わずに早速マギアに発砲。そうか。不破さん、君はアレか。聞かん坊キャラか。この人も一筋縄では行かなそうですけど、2号ライダーデレの法則に従っていつかはデレデレになっちゃいそう。彼の変身は次のお話まで持ち越しのようです。

 


▼壊されていく遊園地を目の当たりにし絶望する支配人。さっきまで人を笑顔にする遊園地を作るのが夢、と語ってたぶんコレはキツい仕打ち。
その夢を嘲笑い支配人に襲いかかる人類滅亡太郎……もとい、メローサマギアを一喝する或人くん。戦う決意を固めたようです。
イズちゃんが『我が社の社長の座に就く者のみ云々……』とかすごい大事なこと説明してる気がするんですが、遮ってベルトを要求する或人くん。もうこの時点でしっかり社長就任フラグ立ててるの笑う。


いざ変身ベルト・飛電ゼロワンドライバーを装着し変身……!かと思いきや、装着した瞬間に別空間に飛ばされる或人くん。何事ですかコレ。何が起きてるんですか。


イズちゃんの説明によると、ベルトを装着した瞬間に脳が衛星と無線接続して一時的に特殊な電脳空間に飛んでいるようで。そしてまさかのユーザーズマニュアルからの、チュートリアルモードという超絶親切設計(笑)。なんかこう、平成ライダーよりも遥かに変身者に優しいな令和ライダー……!

そして傍ら現実世界ではベローサマギアの攻撃によりあと5秒で死にますとか言われてるの地味に残酷です。時の流れ無情なり。


▼マギアと戦闘するエイムズの面々。それなりに弾を叩き込んで倒れたかと思いきや起き上がってくる辺り結構マギアもしぶとい。
予備の薬莢を使い切った様子の不破くん。もっと残弾用意しとこうよ……!でもここでマガジンを排莢する描写が地味にナイス、オタクご満悦。そして不破くん、車両に戻りガラスケースを破壊し変身ベルト兼銃型武器のエイムズショットライザーを手に。


車両に戻る様子を見逃さなかった唯阿ちゃん、勝手にエイムズショットライザーを取り出す不破くんに一喝。またも聞かん坊発動だったようですがそれを遮るように不破くん、唯阿ちゃんに向けて発砲!……かと思ったら、標的は唯阿ちゃんの背後に迫っていた先程のマギアでした。それお前が倒し損ねたヤツだからな

 


▼さて、一方の或人くんは『ラーニング完了』とのことで、ベルトの使い方は秒で一通り脳内に叩き込まれた様子。すると予告PVでも出てきた巨大なバッタのメカが登場。そして、劇場版ジオウで先行登場した際に衝撃を与えたゼロワンのメカニカルな顔面内部がチラリ。いろんな意味でインパクトだらけの変身です。


\飛ッび上がライズ!ライジングホッパーッ!/(発狂)
A jump to the sky turns to a rider kick(冷静)


うわぁ!いきなり落ち着くな!

 


個性的かつシックさの両立という良い意味で奇妙なバランスの変身音声と共に、仮面ライダーゼロワン、ここに降臨。全身のメインカラーである蛍光色、ネオンイエローが結構派手だなぁと感じた第一印象が思い出されるけど、よくよく思い返すと全身蛍光色は既にエグゼイドで通った道なので割と早くに見慣れてしまいました。今作から平成ライダーのメインスーツアクターを務めてこられた高岩さんから世代交代し、ゼロワンからは縄田さんに。マッシブな体型だった高岩さんから一転し、縄田さんのゼロワンは筋肉質な感じを残しつつもどこかスマートな印象。それにしても素直にカッコいいなぁ。


『ゼロワン!それが俺の名だ!』何そのポージング。


初戦闘は徒手空拳がメイン。基本フォームのライジングホッパー、流石にバッタがモチーフなだけあってピョンピョコ飛び回ってます。


『足のパワー、ハンパね〜!』こういう初変身後に能力に驚いたりする感じの台詞イイネ。


ベローサマギアの光線技をものともせず華麗にワンパン。いいねぇ、観てて爽快感ある。縄田さんのフットワークの軽さもゼロワンの俊敏さの描写に一役買ってる気がするなぁ。


今作は『ルパパト』の杉原監督が登板しており、縦横無尽のカメラワークを展開。これ超好きなんだよな……!玩具展開ガン無視の悪癖はまぁ今後にかかってるとしておきましょう


イズちゃんがサポートにカバン型武器のアタッシュカリバーを投げ渡すもゼロワンの顔面にヒット。律儀に謝るイズちゃん可愛い。許す或人くんもなんか優男感が出てるよね


変形させてカリバーモードに。これでもアクションのスピード感は落ちる事なく変わらずビュンビュン動いてますゼロワン。かっけえ〜。


その様子をはしゃぎながら楽しんで観戦していたのは滅。そこに横たわっていたマギアが襲いかかってくるも素早く後ろに回りチョークスリーパー(?)をキメると同時に拳銃を取り出しゼロ距離で頭部をブチ抜き。こいつやべえ。その間もずっと視線はゼロワンの戦闘から逸らさず笑いながら行なっているところがやべえ。
しかしマギアは暴走すると対象とか関係ないみたいですね。普通に滅に襲いかかってるのを見る限りは……

 


▼再びゼロワン側にクローズアップ、戦闘もクライマックス。すると流れてきたのは(個人的に超絶)念願の西川貴教ボーカルの本作主題歌『REAL×EYEZ』!これこれ。良いタイミングで流してくれる。この人のハイトーンな歌声とライダーの戦闘がマッチしすぎで熱い。


個人的に今回の一番の見所、宙に舞う鉄骨やコンクリの残骸の上を飛び跳ねながら、これまたメローサマギアの力で宙を舞っているバスのフロントガラスに飛び込み車内で手摺り使ってスピンしつつまたガラスを突き破り外へ飛び出していくシーン。このヤバさ。ライジングホッパーの俊敏さを描くこのカット、ミッション・インポッシブルを彷彿とさせるようなこういうアクションシーンはマジで大好物です。


そして必殺技、王道のライダーキック。






グ イ ン パ ク ト


…えっ、何これは(困惑)


砕け散っていくメローサマギアの部品を浴びながら貫いていくライダーキックがとっても格好良いんですが、ここでルパン三世のサブタイ演出のように一文字ずつ技名が画面に表示され、最終的に上記のようなL字カットイン。思わず椅子から転げ落ちた。エグゼイドでやったやんけそれ!!!まさかゼロワンで再来するとは思わず、ちょっと予想外。兎にも角にもちょっと度肝を抜かれてしまった。


ということで、メローサマギアを撃破。
ゼロワンは無事に初戦闘で白星を飾れたようです。


▼エイムズも同時に戦闘終了。
『歴史は繰り返すのか……』
不破くんもデイブレイク周りに関わりが……?


▼再びデイブレイクタウンの滅亡迅雷.netのアジト内にて。どうやら滅はメローサマギアのゼツメライズキーを回収してきたようで、迅はそれを取り出した時と同じコネクタに収納。破れた敵が使っていたこの手のアイテムは敗北と同時に砕け散るのがお約束ですが、メローサゼツメライズキーには損傷があるのみ。修復可能なのか、それとも戦闘データ収集の為か……?
いずれにせよ、テロ活動は本格化していく模様。海に沈んでいる謎の巨大マシンの妖しい光がそれを予感させる……。


▼やはり変身した時点で社長就任と見なされたようで、ゼロワンドライバーを返却しようとする或人くん。イズちゃんの話ちゃんと聞いとけばよかったね。


遊園地では支配人が子供達に施設の再建を誓っており、どうにかビターなエンドは回避。そして或人に目配せする支配人。何だかんだ良い人そうです。報われるといいね。


『或人様の夢である、笑いの表情を多数検出しました』
『……こういう笑いの取り方もあるってことか』


認識に違いあれど、この二人の関係性も面白そう。

 


社長に就任する事を決意する或人くん。天才物理学者が作ったかのような専用のライズフォンを渡され、操作すると社長名義の電子名刺が。


或人のギャグを説明してしまうイズちゃんも可愛い。芸人殺しだな……!


サブタイをラストに表記する演出で、今回は締め。

 


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【まとまりのない雑感コラム】


さて、ゼロワン第1話。
特撮作品の『第1話』というものは往々にして、それが良くも悪くも今後の作品の舵取りを占うものでもあり、世界観の説明・メインキャラクターの顔見せ・散りばめられていく謎・戦闘シーン、これに加えて玩具の販促も行わなければならない。描写ノルマは通常のドラマやアニメよりもたくさんあり、初見の視聴者層も掴まなければならない。いくつか挙げた通り初回でお披露目しなければならないものが沢山有るなか、今回はかなりしっかりと纏めてきた印象。ここ数年の作品群の中でもかなり群を抜いており、掴みはバッチリの初回じゃないかなと思います。
脚本は『エグゼイド』でその高いストーリー構成力を見せつけた高橋悠也さん。初めての特撮畑にしてエグゼイドのTVシリーズ・劇場版・Vシネを全て一人で書き上げた手腕は今回も遺憾無く発揮されていて、押さえるべきところはきっちり押さえてあるなぁという感じ。


演出面でも工夫を凝らした新しい画造りにかなり気合いが入っているようで、杉原監督お得意の「キャラクターそのものに接写してついていくカメラワーク」がライダーで見れて個人的に感激。


今回、ワンカットながら地味に目を引いたのは腹筋崩壊太郎が『自分の持ち芸で笑顔になった観客』を思い出し、思わず自分も無意識に笑顔になり一瞬戸惑うくだり。このカット、短いながらにかなり重要な場面でもあると思うんですよね。単なるロボットではなく"人工知能"を搭載したアンドロイドであるヒューマギア。その中身は人工的にプログラミングされたものでありながらも、腹筋崩壊太郎のように自我が芽生え始めるかのような素振りを見せた者も存在する。そんな人工知能の自我の覚醒=シンギュラリティにつけ込んで暴走させるのが滅亡迅雷.netの野望ですが、ある意味では人間達よりも先見の明があるのかもしれません。
これまで、平成仮面ライダーシリーズでは度々『人と人ならざる者の共存』について描かれてきており、死した人間が蘇生して産まれた異形の姿であったり、古来より存在する異種族であったりと、人間とは明らかに一線が引かれた存在との対立・共存の物語がありました。
反面、今作で描かれるのは人間の手によって生み出された人工知能を持つアンドロイド。ヒューマギアは人間の未来への発展の象徴でもあれば、裏を返すと人間のエゴイズムによって生まれた存在でもあります。
『ドライブ』のロイミュードがイメージとしては近しいですが、あちらはそもそも開発目的も違えば個体の数も限られており、最初から人間に離反していたりする辺りが今作のヒューマギアとは似て非なるところ。
公式設定上、暴走しマギアと化したヒューマギアを止める方法は破壊のみとされており、『エグゼイド』のリプログラミング設定のような利便性を敢えて捨てたとも言えます。次回はヒューマギアを憎む不破さんと或人くんの対立が描かれるようですし、作品の縦軸はいずれ『人間とヒューマギアの共存の是非』に発展していくのかな。世界の発展の為に人間の手によって生まれるも、悪意によって暴走させられる。ヒューマギアは人類の未来への希望か、それともエゴの果ての哀しき存在か。これからどのように物語の縦軸をなぞっていくのか、楽しみです。にしても、役者にヘッドセットを付けてアンドロイドですと言い張る辺りに東映イズムを感じる(笑)。

 


そして、設定面でも謎が提示された第1話。
まずはデイブレイクタウンの真相。公式サイトによると、かつては飛電インテリジェンスの実験都市だったとか。もうこの時点で飛電側が何かやらかしてるのは明白ですが、滅亡迅雷.netの二人はそれに便乗する形で登場したテロリストなのか、それとも飛電側と何か関係があるプロトタイプのヒューマギアだったりするのか。ヘアバンドやフードで耳元を隠していたり、プログライズキーの製造テクノロジーを所持している辺り後者の説が有力ではありますが……。エイムズの不破さんも何かデイブレイクに因縁があるようで。


そして、ヒューマギア或人パパの謎。人間としての或人パパは事故か病気か何かで既にこの世には存在せず、その代わりに初代社長が作ったのがヒューマギア或人パパ、ってとこかなあ……?いや、まあヒューマギア或人パパも故人になってしまったんですけどね……。
或人くん、回想では小学生くらいの子供だったし、なおかつ現在22歳ということはヒューマギアが世間に浸透して少なくとも10年以上は経過しているはずなので、或人パパのヘッドセットが現段階で製造されているヒューマギアのものと違うのはこれも初期段階、プロトタイプであると考えるとデイブレイクの時期(まだ或人くんの幼少期に起こったであろうこと以外にデイブレイクの正確な時系列は明かされていませんが)的にも合致するし。


とにかく、デイブレイクが起きた過去に謎が集約されているようなのでこの辺も徐々に明かされていくのかな。

 


▼既にネット上では「或人くんヒューマギア説」が各所で囁かれています。単純に名前が「飛電(ヒューマギア)或(いは)人」であるとか、「プログライズキーを使用できるのは本来ヒューマギアだけであって、飛電の社長に就任した者だけがキーとドライバーを使えるというのは建前ではないのか」など、その考察理由は様々ですが……個人的にはそれだとありきたりすぎるというか、同じ脚本家的に「宝生永夢ゥ!」とやや被ってしまうので、さらにその上を行ってほしいなぁと思ってます。


▼主題歌についても語り散らかしたいところですが、既に文章量がえらいことになっているので次回以降に語って参りたいと思います。第2話でOP映像が解禁されてからがグッドタイミングかな。今言えることは「ようこそ、西川くん」ですね。本当に念願だったので………

 


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次回、早速エイムズにガサ入れされる飛電インテリジェンス(笑)。不破さんの変身する2号ライダー・バルカンもいよいよお披露目。
『人類の敵だ!』『人類の夢だ!』バチバチに対立しそうな或人くんと不破さんの関係性やいかに。

 

 

次回、第2話

『AIなアイツは敵?味方?』

 


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ご静聴ありがとうございました。アデュー。

 

 

『Aqours First Love Live!〜Step!ZERO to ONE〜DAY2』備忘録【中盤戦】


中盤戦です。プレイボール。


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【M9.トリコリコPLEASE!!】

前曲の余韻に浸ってたら即イントロで置いていかれそうになりましたが、秒でカチ上がり余裕でした。我らがAZALEAの登場です。

え、ちょっと待って衣装可愛すぎか…………!?

CYaRon!に引き続き、CDジャケットで花丸・果南・ダイヤが着ている衣装を具現化してきたAZALEA。
きんぐのリボンがジャケ絵より主張大きめで可愛い。清純派。すわわのポニテリボンもホームラン級の打点の高さです。あれ、ひとりだけエロス全開の人がいるなあ……

実際、ありしゃの肩出し鎖骨出しは色気が反則級でした。モニターに映る度に心臓が燃えそうだった。トリコリコリコ〜。


『君よいつかトリコになって〜』の部分のきんぐがあ〜りえん可愛かった。

『波立つ心に気付いてPLEASE〜』
あ、きれい松浦果南だ。


ありしゃの落ちサビソロパート、いいねぇ〜。ここでピタッとクラップが止まるので、より際立ちますね。



【MC】トリコリコステッキから溢れ出るセラムン感。次曲に入る前に『この中で一番下っ端だからマルが片付けるずら』っつって3人分のステッキ回収するきんぐがメチャクチャ好きです。早くこの辺も円盤で観たいな。





【M10.ときめき分類学

この曲かなり好きなので、MC終わる前からずっとドキドキしてましたが、いよいよ持って殺しに来たかという感じでした。殺されました。背景演出や振り付け、何もかも満点です。

自分の中に芽生えた恋心の正体を探すために右往左往、そして一歩を踏み出す……そんな曲ですが、終始儚げに囁くような歌い方がグッと来ます。


Bメロのきんぐソロは必聴。こっちの耳たぶが熱なるわ。


ステージ上に立つ3人の背景には、イメージカラーの大きな花が徐々に花弁を付けていく演出が。さらに、サビに入った瞬間に花弁が一斉にモニター全体を舞う演出も入り、まるでPVを観ているかのような感覚に。こういうの本当に良いなあ。

それとシンクロするように3人も宙に手を伸ばしながら歌うわけですが、これも表情が注目ポイント。「夜空はなんでも知ってるの?」に続いて、ユニット曲はライブで化けるなぁと。


ここで特筆すべきと言えばやはり2番後の間奏パート。『A.Z.E.A.L.A. "AZALEA" ...…』でしょう。このために横アリ来たんだって。マジで。


『ためらい 捨てたら…… ときめき?』の部分はさらに要注目。3人の儚い表情がヤバいんだって。マジで。ためらい捨てたらときめきなんだって。マジで。マジ。


最後の『Why do I think...?』まで目が離せません。

語彙力を持っていかれる2曲でした。




【M11. Strawberry Trapper】

『Ready?』
またもや前曲の余韻に浸ってる暇はねえぞと言わんばかりに画面にドデカく稲妻が走ります。愛こそ全ての御三方、Guilty Kissが颯爽登場。


前2ユニットとは打って変わって、独自のダークな雰囲気で盛り上げるギルキス。BiBiといい、3番手のユニットは独特の空気を持ってますね。『待ってないよ…LOVE!!』辺りから会場全体がリアルに地響き(?)を起こしてて驚き。スタンドからでも体感できる揺れでした。


個人的に注目したのは、曲中を通してのりきゃこの表情と鋭い目付き。完全に堕天モード入ってます。こんなん即ロックオンです。何かしら取り憑いてんちゃうんかとツッコミ入れたくなるくらいにめっっっちゃ本気の眼光で思わず卒倒しそうになっちゃった。ソロパートの『背後に歩み寄る〜』辺りなんかはBlu-rayが発売されたら特に観返したいシーンのひとつ。


背景演出もなかなかに凝っていて、それぞれのピンカメラを縁取るイメージカラーのフレームが良い意味でおどろおどろしい。血飛沫(?)のような模様も画面のそこかしこ飛び散ったりとV系のライブを彷彿とさせるもので、さらにカメラワークがまぁ〜揺れる揺れる。ムーブムーブ。画面演出と併せて荒ぶるカメラがチビるほど格好良いのです。そこに前述のりきゃこ含むあいきゃん、あいにゃの3人が被さるともう……これ以上は語彙が足らねえ。


あいきゃん&あいにゃがスタンドマイクを持ってパフォーマンスしたり、りきゃこが必殺ギルティハイキックを披露したりと振り付けも非常にハイカロリーなものに仕上げられており、テンションが休まる暇がありません。ずっと天井届きっぱなしです。空前絶後超絶怒涛です。


この楽曲で一番の見所 \ヨハネ、召喚/

りきゃこがその鋭い目付きのまま感情の入った声で召喚してくれるのに上乗せで、怒涛のあいきゃんソロパートで追い込み。ピンスポの当たる堕天使の御姿はそれはそれはもう、正直死ぬかと思いました。死んだかもしれません。


エモギター間奏からのあいにゃの『ロッッッックオ〜〜〜〜〜ン!!!!』でこの日のテンションが天井を突き破りました。体力全振りで再度死にかけてました。

最後の『狙い定めたよ』まで息つく暇がありません。完全に持って行かれましたね。まだ11曲目やぞ。



【M12. Guilty Night, Guilty Kiss!】

バリバリEDMなナンバーでギルキス快進撃。
最初の投げキスで他界しそうになりました。チュッ。

『大胆なのは生まれつきなのさ〜』の部分のあいにゃ、色気たっぷりで大変です。大変なのです。ついでに振り付けも色気たっぷりな上に、その都度モニターにはキスマークが現れるのでもうさらに大変です。大変なんだって。

2番Bメロ『真剣なのにふざけてみせたり そういうことが楽しいの〜』の部分でりきゃこが見せる振り付け、言葉にできないほど可愛くてやられた。昨年流行った某◯ダンスを彷彿とさせる、両手の指を前後にクイクイする仕草が反則すぎます。

あいきゃんも惜しみなく堕天ポーズをトロッコ上で披露。ダンス振り切って間奏辺りでめっちゃ跳んでらっしゃった記憶があります。悩殺です。悩殺されっぱなしです。堕天使というより、むしろ小悪魔の方が似合うかもしれない。ホンマ可愛すぎかよ………


他よりも群を抜いて良い意味でクセの強い3人が集まったユニットなので、ソロパートもより一層際立ちますね。

特に、2番後にそれぞれが掛け合うように歌うパートは聴いててたまらないものがあります。最後の『欲しいものは奪いたい Guilty Kiss♡』なんかは、あいにゃの猫を撫でるような発音に脳汁モノです。


あいきゃん・りきゃこは途中からトロッコ移動してましたが、この2人も随時投げキスしてたので間近で見れた方々はめっちゃラッキーだと思います。こっちにもキス投げてくれ。こっちだこっち。



どのユニットも非常に濃密で、満足度バリバリ高めのパートでした。円盤出たらこの辺ずっとループ再生するんだろうなあ。


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【後半戦】に続くずら〜。

『Aqours First Love Live!〜Step!ZERO to ONE〜DAY2』 備忘録【前半戦】



ライブから何日経ってんねん言う話ですが。


去る2月26日、横浜アリーナにて開催された『Aqours First Love Live!〜Step!ZERO to ONE〜』DAY2に参加してまいりました。


月並みではありますが、正直ライブ終了直後から一週間以上ずっと余韻を引き摺りまくっておりまして。どれくらいか例えるならば、ライブ翌日にはこの感想文に着手していたのに、いつの間にか2週間以上経過してしまっていたくらいでしょうか。普通に病気かよ。
オタクはものぐさ。


形式的なレポートは既に先駆者が多数いらっしゃるので、今回は箇条書きだらけの備忘録程度に留めようと思います。そうは思っても結局長々と書いてしまう。オタクなので。


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メンバー紹介PVからの開幕即青ジャンで早速泣きかけながら黄色振ってました。オタクは主題歌を流されるとボルテージが容易に天井に届く。舞台装置もなんとなくOP映像に登場したステージを意識してるのかなあ、と思ったり。
今回のライブで初のフル尺となったダンスですが、とにかくメンバー9人とも動きがキレッキレで思わず舌を巻いてしまう。相当な練習を積んできたのでしょう、随所に努力の跡が垣間見えるキレ具合です。花丸ちゃんの猫ポーズをするたかつきんぐが可愛すぎて、この時点で既に満足度100%でした。お前が一番。

MCで杏ちゃんが曲名噛んでたのが可愛かった。




イントロでめっちゃ大きい声出た。
2曲目にして楽曲派の顔付きに変貌した。

前曲から引き続いての歌唱なので専用衣装はお預けです。恋アク衣装は個人的に好きなので、いつか再現してほしいなぁと思ったり。

同曲のPVで曜ちゃんが『ゆらゆら ゆれながら〜真珠の時計〜』の歌詞に合わせて両手をゆらゆらと揺らすワケですが、これを再現するしゅかしゅーがまぁ〜ヤバい。

『呼ばれ、ちゃ、った♡』と上げ気味に歌うすわわ超可愛い。

見せ場のヨーソロード再現が気になっていたのですが、まさかの公式サイドが花道を丸々使って再現してきたので良い意味で面食らいました。水色のグラデーションに合わせて歩いていくしゅかしゅーの姿には思わず感嘆。

会場は途中のオレンジ〜紫を挟んで終始アクアブルーに染まっていたので、サイリウムでの再現は今回はナシ。観客側でのヨーソロード再現が定着するかは今後次第なのかな。



【M3.ハミングフレンド】

意外な選曲にイントロ開始1秒で『ヒッ』って声出た。
ミニライブで披露済みなので1stでは歌わないだろうと勝手に思ってたんですが、まさかここで歌唱されるとは思わずびっくり。日替わり曲パートのようで、DAY1では『AqoursHEROES』だったようです。

Aメロ終わりの『しっかりしなって言ってくれたマイフレンド〜』の時に、きんぐがふりりんとあいきゃんの肩を抱き寄せるのが最高過ぎた。1年生組はホントに可愛い。

からの、『いや自分らめっちゃ飛ぶやん』って感じのサビ。あいきゃんがジャンプ時に堕天のポーズをちょいちょい入れてくるのがキュート。合いの手も非常に楽しいです。オゥイェー。

オゥ オゥ オゥ



【幕間ミニドラマパート】

横浜はキケンらしいぞ。
花丸ちゃんのぶっ壊れ具合すき。

SDキャラがミニドラマパートに登場するのはμ's時代からの伝統ですが、3Dモデルで髪や目が動いて表情が多彩になるなど、地味に進化してたり。ダイヤさんの黒髪が左右にムーブするところ好きすぎる。




ここから2年生組のパート。杏ちゃんとしゅかしゅーはこの後CYaRon!として出番が続くので大変。

アニメ第1話の挿入歌ですね。ススメ→トゥモロウの正統後継曲と言った感じのアップテンポナンバーで、個人的にも好きな曲です。クラップ入れまくれ。
『手に手を取って行こう!』の部分で3人が手を合わせる振り付けがポイント高いです。

重要ポイントは落ちサビのりきゃこパート。
聴き応え抜群です。




続いてアニメ第3話の挿入歌より。
体育館(講堂だったっけ)でのファーストライブでのエピソードが印象的な曲ですね。本編であの場所を埋めた人数よりももっと、ずっと多い人数を前にした上でのこの曲なので、ちょっと感慨深くもあったり。

『ジャンプだ!』の時のしゅかしゅーが可愛い。ここで跳ばなきゃいつ跳ぶの。サビのダンスも、またキレキレで良い。体力持つのか心配になるくらいカロリー高めな1曲。


この記事を書いている最中に思い出したのですが、セットリスト14曲目の【あの曲】で『一度曲が止まり歌うのをやめてしまうも、また再び歌い出す』って流れ。曲もシチュエーションも、ベクトルも違えど、我々は一度アニメ第3話で目にしていたんですね。だからこそ、【あの曲】の時に余計に想いが溢れてきてしまったんだけど。




『それは階段?それとも扉?』
3年生を除く、6人編成でのミディアムナンバー。アニメ第6話の挿入歌ですね。

この1曲の為の専用衣装での登場となったわけですが、そのドレスがとても美しい。ラメ(?)でキラキラしていて見映えするスカート部分がポイント。放送時から思ってたけど、暖色系が基本なのは曲のイメージに合わせてるのかな。

劇中での空飛ぶランタンに見立てたオレンジのサイリウムがゆらゆらと左右に揺れる様子は、スノハレの光景とはまた違った趣があり圧巻。メインモニターでもランタンが飛んでいました。

ライブ開始の約1ヶ月前に公式よりUO禁止令が出ていたので、この曲のランタン再現は云々〜といった話題が出ていたような気もしますが、今回のブレードのオレンジでも十分に色鮮やかで綺麗な光景が作られていたので特に拘る必要はないんじゃないかなと。



【幕間ミニドラマパート2】

ラーメンずら!ラーメンずら!
麺類が苦手なはずの花丸ちゃんがラーメンをゴリ推ししててビビったけど、凛ちゃんに重ねてきてるんだなと後で勝手に自分で納得した(納得させた)。

黒澤姉が完全にポンコツモード。カレーですわ!じゃあないんだよ。カレーですわ!じゃあ。




【M7.元気全開DAY!DAY!DAY!】

ここからユニット曲コーナー。
DAY2はBlu-ray曲枠になるだろうと思っていたので、イントロが流れた瞬間にガッツポーズ。(DAY1はLVも不参加だったので曲変更アリならユニット取り零すと思ってた)


その曲名の通り、元気全開なCYaRon!の御三方。
2年生組のふたりはぶっ続けで登板なのでお疲れかと思いきや、そんな素振りは一切見られず。プロだなあ。やべー。特にしゅかしゅー、スタミナの塊と呼ばざるを得ない元気っぷり。プロだなあ。すげー。ふりりんも何気にダンスのキレ半端ないです。プロだなあ。ピギィ。


そしてこれまた衣装が可愛いのなんのって。
しゅかしゅーのベレー帽がありえん可愛い。手塚治虫


杏ちゃんの胸元には3つのみかんが描かれたワッペンが。あれ〜5つな気もするけどなあ〜(最低) 
それと、しゅかしゅーが杏ちゃんのワッペンをツンツンと指指す時の絵が何だかちょっと危なげでした(何がだ)


ふりりんの衣装、ツインテにちょこんと飾られた赤いリボンも可愛いのですが、たぶん私の目が間違っていなければ衣装の腰部分(?)辺りにルビーが付いていた記憶が。芸コマだなあ。


\ウィーアーシャーロン/
この為に横アリに来た。(大言壮語)



【M8.夜空はなんでも知ってるの?】

表題曲のM7.とは正反対の、切ない雰囲気のバラード曲。個人的に好きで今回警戒してた曲でした。

杏ちゃんも『CYaRon!はギャップのあるユニット』とMCで言及していましたが、まさにその通りで。正直最初は「会場の温度差が激しいんじゃないかなあ……」と少し心配していたのですが、そんな事は全く無く。
それどころか、一気に会場の空気が変わったと言っても過言ではなかったかなと。

大事な友達と、些細な事で喧嘩してしまって。それでも素直になれず、優しくしてあげられなかった。大好きなはずなのに。お互いにすれ違ったまま。
今はただ、ごめんね。

そんな青春のすれ違いを切り取った、切なくどこか寂しい世界観の歌ですが、その曲の世界観を見事に再現していて、思わず聴き惚れてしまいました。


特筆すべきはセンターステージの演出、2番終わりのしゅかしゅーのダンス、最後の杏ちゃんの表情、の3つでしょうか。

青いサイリウムの中に白・黄・オレンジが交じる、観客の思い描く「夜空」を映し込んだステージの中で披露されるしゅかしゅーのソロダンス。これはもう本当に圧巻の一言。ギターソロに乗せて踊る姿は、その表情と合わせて、さながら報われない恋愛ストーリーのプリマドンナのようで。ダンス終わりと共にソロパートの『夜空にごめんね……』でありえん胸が痛む。泣くやんこんなん。


さらに、センターステージの演出。曲頭から3人の足元には各イメージカラーの星が光っており、動きに合わせて付いて回ります。1番サビでそれぞれの星から光の道筋が伸び、一度は繋がりトライアングルが出来上がりますが、光線は途切れ、また離れてしまって………

2番からは杏ちゃんとふりりんがトロッコに乗って移動し、3人それぞれが遠い位置で歌います。時折、光の線はそれぞれの星を目指して伸びかけますが、最後までその星同士は繋がることはなく、2人はセンターステージに帰ってくる事もなく、曲は終わりを迎えます。この時点で胸がバーーーーーーーーン張り裂けるかと思いました。


一番最後の歌詞『優しくなれなかったの 後悔してるの』の部分を歌う杏ちゃんに至ってはもう言葉にできないですね。『後悔してるの』の部分で手を伸ばして、メロディの終わりでその手をグッと掴む仕草をするわけですが……その時の表情が本当に感情が込もってまして。手を掴もうとして、掴めなかった。そんな振りにまたドキっとさせられたり。
最初から最後まで楽曲の世界観を再現する演出に引き込まれっぱなしでした。

ぶっちゃけソロダンスの時点で既にホロリ泣きしてた。終演までに何回泣いたんやマジで。




【中盤戦】に続くずら〜。


はじまります


ブログ開設前には前口上的なものを述べておけ、ということで形式的にスタート記事でも。


元々Twitterを始める前は、約4年ほどの期間『au oneブログ』にてアニメ・特撮ヒーローの感想など、日々日記を綴っておりました。いわゆるガラケー時代に存在したauユーザー向けのブログサービスでしたが、2011年にサービス終了を迎えそれと同時にブログを引退しました。
ちょうど世間にスマートフォンが普及しだした頃でしょうかね。iPhone3Gに続いて、Androidモデルが世に出始めたのもこの頃だったような気がします。今思い返すと、ガラケーユーザー切りの一端だったのかもしれません。

サービス終了発表当時は、SeeSaaブログとか云う聞いたこともないサービスへの移行が発表されましたが、サービス元でブログを続ける事に意義を感じていたので潔く更新を停止しました。Twitterも、もう数年したら同じ様な事にならん気がしなくもないですが。

この記事を書きながらふと思い出して、ブログタイトルで検索してみたら検索トップに出てきた上に、未だに閲覧可能でした。今や砂上の楼閣です。顔から火が出るほど恥ずかしいのでそっと電子の砂漠に埋まるのを待ちたいと思います。というか、パスワード忘れたからもはやログインはおろか消す事もできなくて笑ってしまう。黒歴史はいつの日も永遠に残るものです。さよなら〜。

本当は去年の春にここにブログを作っていた……けども、あるジャンルに対してのミニブログ的立ち位置だった上に、完全に機を逃したのでほぼ放置状態です。もっとマイティに行こうな。



前置きが長くなりましたが、改めてブログを始めます。実に5年振りです。140字の呟きに収まらなかった感想文をダラダラと書き綴っていきます。サブカル系感想文以外にも、日記代わり的なものにできたらよいなあ。


See you Next game.